ハロウィンの飾りつけになっているJVCケンウッド丸の内ショールームに行ってきました。10月10日にアナウンスされた独自技術で高音質再生を実現する“Kseries”の新モデルの説明と実際の音を聞かせてもらいました。
今回、盛んに登場した言葉に「ハイレゾ」がありました。「ハイレゾ」って定義は何なの?と頭の中に疑問が浮かんだ時に次のような説明をされてなーるほどと思い、そして音を聞いて更になーーるほどと思った次第。
人間の耳が聞くことのできる音は一般的には20Hz~20000Hzと言われています。もちろん、個人の差や年齢に伴い高音域が聞こえにくくなるということもあるのであくまでも目安です。
聞こえる上限の20000Hzを再現するためには理論的には倍の周波数でサンプリングすれば良いのでCDの規格の44.1KHzというのは上限を再現できる仕様のはず。ハイレゾはそのさらに上を行く192Khz/24bitを指している。それではなぜ、人間の可聴域を超えるサンプリングレートが必要なのか?ということについてはクグッても出てきませんでした・・・。
折り返し歪を可聴帯域外に追いやることができるかのがメリットではないかと説明しているサイトもありました。私もそうだろうなと感じました。
16bitから24bitというのはダイナミックレンジにかかわるところで、人間の耳のダイナミックレンジは120dbと言われています。CDの16bitでは96dbで24bitでは144dbなので16bitでは不足しているので24bitにするというのはありだなと。
それで、ハイレゾにすることによりどんなうれしいことがあるかというと。
なるほど、あとでじっくりと聞かせてもらおうじゃないかと思ったところです。
今回、メインで聞かせてもらったのが高音質ネットワークアンプのA-K905NTと2ウェイスピーカーシステムのLS-K901という組み合わせでした。
高音質ネットワークアンプのA-K905NTはパソコンやiPhone/iPodに収められている音楽を高音質で楽しむためのアンプです。
ハイレゾ音源と高音質化技術のK2機能をオンにしてもらって聞かせてもらうと確かにハイレゾってこういう音を言うのねと明確にわかりました。
言葉で説明してみると、それぞれの楽器の音がちゃんと分解されて聞こえてくるという感じ。それが、CDクオリティだと分解されずに濁った音として聞こえてどちらかというと賑やかな音になってしまっている。
なるほど、ライブ会場の空気を伝えられるというのはプレイヤーが息を吸い込む音や弦を引っ掻く音が何かの音と混ざって聞こえるのではなく、音の粒として聞こえてくるということ。
昔はアンプやスピーカーを持っていましたが、家が手狭になってそんなに音楽を家で聴くような余裕がなくなってしまい、捨ててしまって、今の私の環境で音楽はテレビかiPhoneで聴くしかなくなっています。久々に買って我が家で聞いてみたいと思いました。でも、お金が・・・。
ニュースリリースによると以下のようになっています。会場でお聞きした時にはもう少し高めの数字を言われていました。
品名 | 型番 | 希望小売価格(税込) | 発売時期 |
---|---|---|---|
ネットワークアンプ | A-K905NT | 94,500円 | 11月上旬 |
CDチューナーアンプ | A-K805 | 78,750円 | 10月中旬 |
スピーカーシステム | LS-K901-M | 36,750円 | 10月中旬 |
コンパクトHi-Fiシステム | K-735 | オープン | 10月中旬 |
次回の記事には開発の苦労話を中心に書いていきたいと思います。
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