馬医 第41回「忍び寄る陰謀」レビュー

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今回の馬医は淑徽(スッキ)王女が患ってしまった痘瘡の治療を巡ってのお話でした。今で言う天然痘なのですが、日本において種痘が成功したのは18世紀の最後のころ。

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天然痘 – Wikipediaによればそれ以前から経験的に

天然痘患者の膿を健康人に接種し、軽度の発症を起こさせて免疫を得る方法

を知っていたということですが、限られた範囲でしょう。クァンヒョンが活躍した時代には恐ろしい病であったことは想像に難くないです。

だから、チャボンやオ・ジャンバクが呪いみたいなことに走ったとしても仕方ないことでしょう。

天然痘対策

以前の天然痘が流行った時に比べて死亡率が高いこと、そして、解熱剤しか与えていない患者が回復してしまったことからクァンヒョンは一つの仮説を思いつきます。

それは今回は飢饉の後に流行しているために「毒性の強い薬材を使うことは逆効果であること」

まあ、現在でも天然痘に罹ってしまったら治療は対症療法が中心とのことで、当時であればなおさら対症療法しかない。つまり、人間が元々持っている治癒力に期待した治療しかないということ。

急遽、治療方針を解熱を優先度高く実施し、落ち着いてから他の症状への対症療法に切り替えることをした。

そうすると、回復する患者が増えることが確認できた。

淑徽(スッキ)王女を巡る陰謀

解熱を優先度高く実施することが有効であることから淑徽(スッキ)王女にも、その治療方針を適用する。

でもね、ここで矛盾があるんですよ。一般の民衆は飢饉により体力が落ちていることはわかるんですけど、王室の一員である淑徽(スッキ)王女が飢饉により体力が落ちているとは思えないんですよね。優先的に食事はしているでしょうから。

お話として詰めが甘いな~と思ってしまう次第。

そして、ヒョンウクは麝香を使うことにより淑徽(スッキ)王女の病状を悪化させてしまうことを実行。つまり、マッチポンプをするということ。

天然痘は治せないけど麝香で悪化させた症状は元に戻せると・・・なんという悪賢い奴。

そんな陰謀も鼻の良いカヨンが気づいてクァンヒョンに注進。

ヤバイと思ったクァンヒョンは淑徽(スッキ)王女の元へ駆けつける。

さて、麝香で悪化した淑徽(スッキ)王女をどのように治療するのか? ヒョンウクを排除できるのか?

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