今回の馬医は「ザ・最終回」・・・。まあ、クァンヒョンに属する人たちは幸せを掴むというところを描いた回でした。そんな理想郷はできないだろうし、そんな慈善事業は長持ちしないだろうとかなり批判的に見てしまいました。
主治医となったクァンヒョンのアクション
試験を受けずに医官になったクァンヒョンは主治医になることができないのだけど、顕宗(ヒョンジョン)は自分の命を救ったクァンヒョンを主治医にする大英断を実行。
大出世となったクァンヒョンに対しては自分らの派閥入りを拒否したことを根に持ったホン・ユンシクら重臣たちが一斉に反発する。そして、大人げなく政務をボイコットするという事態にまで発展。
そんな重臣たちを一喝したのが仁宣大妃だった。
「掟にとらわれると偏見を産む」
と名言を吐き押しかけた重臣を震え上がらせた。
こうなるとクァンヒョンは怖いものなし。かねてからの構想だったコ・ジュマンの志を実現するために前例破りと既得権益を滅多切り。
- 内医院の薬材を恵民署へ供給
- 内医院の医師を王族の診察のない時は恵民署へ派遣
- 貧しい民のために無料の診察所をオープン
これだけ既得権益を犯すようなことをやろうとすると、おそらくクァンヒョンを亡き者にしようとする動きはあったはず。また、無料にする方式は保険とボランティアの組み合わせのように見えるのだけど、そのあたりの苦労も絶対あるはずでそこの部分も描いて欲しかったです。
地方長官のクァンヒョン
さらに、数年後クァンヒョンは主治医を辞して地方の長官になっていた。官職は主治医よりも下がるけど地方の民の状況を知りたいという狙いからあえて地方の長官になった。相変わらず現場重視かつ医師としての観点から動いている。
このあたりはおとぎ話としてしか感じられないけど、イ・ビョンフン監督は政治を行うものは常に民衆と同じ目線で考えなければならないという考えをメッセージとして込めたのでしょうね。
この後、7月は馬医の総集編が三回放送されます。
そして、後番組として『奇皇后』が8月3日からスタートとなります。
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