韓国映画「スペース・スウィーパーズ」感想

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コロナの影響により映画館での公開ができなくなり、Netflixで公開となった韓国SF映画。

「スペース・スウィーパーズ」のキャストとスタッフ

監督:チョ・ソンヒ
出演:ソン・ジュンギ、キム・テリ、チン・ソンギュ
時間:2時間 17分

スペース・スウィーパーズのあらすじ

2092年、地球は環境の変化により植物が育たなくなった生命を維持できない惑星となっています。
私企業のUTSが軌道上に居住地を建設していて選ばれたものが住んでおり、それ以外の非市民はビザがないと訪れない場所。

UTSの創業者であるサリヴァンは火星に新たな人類の居住地を開発しようとしている。そこに住めるのはもちろんサリヴァンが選択したもののみ。

主人公のキム・テホは勝利号という宇宙船の操縦士をしていて、仲間たちと宇宙ゴミであるデブリの清掃をしている。デブリの清掃は非市民の役割。

そんな清掃中にテホたちは壊れた宇宙船からドロシーを発見する。ドロシーはアンドロイドで水素爆弾を内蔵していると言われている。

ドロシーを発見したことからテホたちはサリヴァンが地球を再生不可能になるようにするプロジェクトに巻き込まれてしまう・・・。

スペース・スウィーパーズのビジュアル面の出来

韓国映画と言うことで見るまでは、侮っていましたが、とてもクオリティの高いものでお金をかけているなぁという感想です。

特にお気に入りは人工皮膚を手に入れるためにへそくりしているロボットのバブズ。
何しろ、船体の外でモリをを手に持って、敵の船を打ち砕くという大技を繰り出すというCGがちゃんとしていないと、お笑いになってしまうシーンがいいできになっています。

宇宙船での戦闘シーンで、そんな機動するのは地球の大気圏でないとおかしいだろうという機動がありますが、まあ、テンポが速いのでそんな疑問も押しつぶす勢いです。

スペース・スウィーパーズの世界観は?

地球が核戦争などで住めなくなり一部の人間が軌道上のコロニーに住むという設定は今までのSFの中にいくつも存在しますので、この設定には新鮮味はありません。

軌道上のコロニーでテホたちが行動している汚らしい街のイメージは「ブレードランナー」などで見慣れたもの。

UTSの警備部隊であるスペースガードもなんとなく「攻殻機動隊」っぽい感じがする。

SF的な世界観においては、どこかで見た感じがぷんぷんする。
しかし、ドロシーがお絵かきしたりして勝利号のメンバーを次々と虜にしていくエピソードは素敵です。
最初の登場シーンでは可愛くは見えなかったのだけど後半に入ると、とっても可愛い女の子に見えてくるのは反則技。このドロシーの魅力的な描き方は韓流なんだろうなと思った次第。

スペース・スウィーパーズは見るべき?

何も小難しいことを考えずにアクションを楽しめる人ならぜひ見てください。

ソン・ジュンギのファンの人も見るべし。

韓国の宇宙開発は今ひとつですがSF映画は確実に大きな進歩をしていますね。

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