いやー、ジュウォンがいくら母親を怒らせたくないからと言って、キル・ライムを目の前にして
「彼女に本気になったらその時止めてください。少し遊んでいるだけです」
というのは言いすぎだと思うぞ。しかも、ジュウォンの母親ブノンから手土産で持ってきたオレンジを馬鹿にされてキル・ライムのプライドはボロボロ。見ているこちらも、あのやり口には頭にきてしまった。キル・ライムじゃなくてもブチ切れてしまうシーンでした。
きっと、俺様なジュウォンだから自分の母親をたてることが、ブノンとライムの一触即発の場面を救うことが出来てライムのためになると思ったのだけど、あんな物言いしてライムがどのように感じるかを考えつかなかったのでしょう。
韓国ドラマ「シークレット・ガーデン」オフィシャル・ガイド 後編
捩れるライムとジュウォン
「一瞬でもあんたみたいな男に惹かれた・・・」と言いつつも追いかけてきたジュウォンを突き放して去っていくライム。カフェに入ったライムの前に座り前回のライムのように唇にコーヒーの泡を付けておどけてみせるジュウォンを相手にせず、「知らないほうが幸せなことがある。私にはあんたがそうみたい」「釣り合う女を捜して」と再度突き放すライム。
ライムの怒りに触れてやっと自分の本心に気づくジュウォン。ライムに落ちないはずが本気になってしまった自分に気づいたジュウォン。
ライムのことが本気で好きになったジュウォンは徹底的にライムにまとわり突く。
- イム監督にオーディション一時審査通過のお礼にみんなで飲みに誘うが遠慮するイム監督。ジュウォン(ライムの外見)がイム監督に余計なことを言ったからだと気づいたライムが抗議に来るが、ジュウォンは怒るライムに無理やりキスして「俺の前で他の男の話はするな」「他の男のために悲しむのもここへ来るのも許さない」と超勝手なことを言う。
- ジュウォンは社長の権力を振りかざしてアヨンに一番の親友をお互い連れてきて食事会をしようと提案するものの、アヨンはライムではなく別の友達を連れてきてしまう。
- 食事会を抜け出してライムの家ノ前で待つジュウォン。ライムがやってくると前に立ちはだかり「この際何でもしてみる。待ちぼうけでも何でもだ。だから協力しろ。人魚姫は嫌なんだろ。なら俺がなる。俺が人魚姫になる。ひっそり隣にいていずれ泡と消える」
「俺は今君にしがみついているんだ」
と一方的にまくし立てるジュウォン。
いやーーー、こんだけ臆面もなく自分の気持ちに素直に言えるジュウォンが羨ましいです。
拗れるスルとオスカー
オスカーはジュウォンにライムへの扱いにクレームをつけるが、オスカー自身もそんなことが言える資格はない。自己中心なオスカーの姿勢がサンとスルに爆発し、それが亀裂を広げていく。
- オスカーの新曲の原作者がサンだと知り、サンに会いに行き謝るのではなく、なんで最初から名乗らなかったのかと詰問するオスカー。
- やってきたスルに「お前は人生最悪のゴシップだ」と暴言を吐くオスカー。オスカーの曲を流出させたのはスルだと誤解しているのでこんな暴言を吐くオスカー。
- 暴言を言われたユン・スルは一芝居打ってジュウォンの母親ブノンに取り入り見合いを進める算段をつける。
- ところがブノンの隣にいた女性がオスカーの母親だと聞いて動揺するスル。
いやーーーユン・スルとオスカーとの間はこじれにこじれて修復不可能な感じですね。自己中心的なオスカーが自分からスルに歩み寄ることはしなさそうだし、スルはオスカーへの未練はあるものの完全にオスカーが自分のことを遊びだったと思い込んでいるので、こちらも歩みよりは期待できない。さーーて、この二人はどうなるのでしょうね?
コメント
中身がぎっしり詰まった11話でしたね。記事をありがとうございます。
ジュウォンがライムを守ろうとして母親に「一時(いっとき)です」(NHKでは「遊びです」と訳してましたね)といった言葉に反論するライムを見るジュウォンの目!「余計なことを言うな!俺が防いでるんだぞ」と言わんばかり。ヒョンビン、ウマイですよね~
クリスマス・ツリーを飾ろうとする職員たちに「これはいくらするのか?」と庶民的な質問をして職員の女性は驚きます。ジュウォンの心が少し変化していることをさりげなく示す場面ですが残念ながらカットでした。ジュウォン自らがオスカの靴下をツリーに下げる直前の表情がいいのですが。(DVDを買いなさい、ってこと?笑)
アヨンにダブル・デートを申し込むジュウォンには「親友」はいない、親しいのは秘書だなんて~と、これまた脚本がウマイですね。笑ってしまいましたが。
こうやってさりげなく性格描写をするドラマは何度も観たくなります。
来週はあの目で演技の巻き~~ですね。
>「一時(いっとき)です」(NHKでは「遊びです」と訳してましたね
おお~マユマユさんは韓国語のヒアリングができるんですね。韓国語初級に留まっている私にはそこまでの機微はわかりませんでした。
ジュウォンがライムを母親から守ろうとして逆にライムを傷つけてしまった感じを受けました。
>クリスマス・ツリーを飾ろうとする職員たちに「これはいくらするのか?」と庶民的な質問を
演出、脚本が細部にまで神経使っているとカットする方は大変でしょうね。どこをカットしてもまずい感じで。アートな作品はそうですよね。
やっぱり、「シークレット・ガーデン」は女性視線のドラマかなと感じます。ジュウォンがおどけて唇にコーヒーの泡をつけるカフェの内装の可愛らしさなんか完全に女性視聴者を意識しているなと感じてしまいました。来週も楽しみですね。