キム・ジュウォンが決意したキル・ライムとの入れ替わり。キル・ライムは脳死状態なので、入れ替わりは、ほぼ死を意味している。死んでしまうかもしれないことを覚悟してキム・ジュウォンはキル・ライムと入れ替わってしまうことに成功する。この究極の愛であり選択—人魚姫のように泡となることにより様々な人に波紋を巻き起こす。
韓国ドラマ「シークレット・ガーデン」オフィシャル・ガイド 後編
肉親を失い慟哭するオスカー
ジュウォンがライムのために入れ替わってしまったことに嘆き悲しむオスカー。自宅を抜け出してジュウォン(外見はライム)のもとへ行こうとするキル・ライム(外見はジュウォン)に
「君らの愛の尊さはわかるが、身内を失った家族の肝とも考えてくれ」「君も消えたら叔母(ブノン)が気の毒だから」
と諭すオスカー。ジュウォン(外見はライム)のもとへ行き
「バカ野郎。なぜ、こんなことした。大事なのは彼女だけか。家族はどうでもいいのか。靴1足で行ってしまうなんて」
とやり場の無い怒りをぶつけるオスカー。ジュウォンのことを本当に大事に思っているオスカーを描いていました。
ジュウォンを失い嘆くライム
ジュウォンからの手紙を読み進めるうちに涙を流すライム。私がお気に入りの一節は、
「ヒゲはそって、お気に入りの服を着せてくれ」
「その程度でも一緒にいると思おう」
「その程度でも普通の恋人たちのように幸せだと思おう」
泣くしかないじゃないですか~こんなこと書かれたら。
ジュウォンを気遣う、イム監督
ライムがジュウォンのいる病室に駆けつけたときに病室の外に見たのはじっと待っているイム監督。何故?と問いかけるライムに、
「やつ独りじゃ心細いかと。部屋の外で待つ人間がいれば目を覚ますかも」
ライムを救うために自分を犠牲にしたジュウォンのために何か出来ることをという気持ちで気遣っていたのでしょう。
魔法の終わりは恋の始まり
夢の中で再会したライムとジュウォンの前にライムの父親が登場して、魔法を解く薬酒を勧める。そして、ライムとジュウォンは二人とも目覚める。しかし、どういうわけかジュウォンは13年間の記憶を無くしており21歳のジュウォン状態。
ジュウォンはライムを見て、持ち前の生意気な口調で頭を整理するから連絡先を残して帰れと言うが、それに対してライムは
「今はあなたが何をしてもかわいく思える」
「今はあなたが何をしても全て許せる」
「生きてくれるだけで幸せよ」
確かにジュウォンが身代わりに死んだのかと絶望のふちにいたことを考えれば自分の記憶をなくしてしまって生意気なジュウォンであっても許せるよね。
そして、21歳相当のジュウォンは庭を散歩していてもライムのことが忘れられず気になる。雪の中で二人が並んで歩く姿が可愛い。
そして、病室に戻ったライムに3本のろうそくを立てた特別な料理をまたもや振舞うジュウォン。そして、またもやろうそくの火を消すライム。
君の魅力は(34歳のジュウォンが)何だ、どうやって俺を落としたと聞く21歳ジュウォンに、
「頚椎の5番を6番にするよ。何度か蹴ったら、こんな女は初めてと夢中に」と言うライムに動揺するジュウォン。
「今日も来たでしょ。一日中、私のことが頭から離れない」
「その理由を教えてあげようか」
「私を愛しているからよ」「私はあなたの愛に値する女よ」
あきれて物が言えないジュウォンに
「明日、退院なの」「明日も私に会えるように口実をあげたの」
「あなたはいつかこう言う」「君が気になって仕方が無い」
すっごい強気の発言するライム。記憶をなくしていても自分のことを好きになってくれると確信しているライムですね~。
退院したライムが向かったのは仲間が待っているアクションスクール。イム監督とハグしていると「離れろ」という声が。どうしてここがわかったのと聞くライムに尾行したと答えるジュウォン。反射的にジュウォンに蹴りを入れるライムだがかわされてびっくりする。記憶は亡くしていても体が覚えているらしい。そして、ライムに変なジャージと言われて、以前と同じようにジャージのタグを見せようとするジュウォンに今度はシカとするのではなく抱きつくライム。
「21歳のあなたのことも愛しちゃうかも」
って、いや~ラブラブなライムちゃん。ライムのファッションなんだけど、カジュアルだけど黒に赤がおしゃれです。着こなしがいいんでしょうね。
ブノンに申し込むライム
まだ、息子の周辺をうろついていると訪れてきたライムに怒るブノン。そらそうでしょ。大事な息子がどこの馬の骨かわからない娘に惚れてしまっては完璧な中に一点の瑕疵に映るでしょうね。
「私はもう二度と息子さんを離しません」と軽いジャブをブノンに打つライム。
「最後に一言だけ言わせてください」
「息子さんをください。私が必ず幸せにします」
21歳のジュウォンがライムに一緒に住もうとまたもや同じことを提案する。
エンディングは二人が顔を近づけるところで終わる。
次回は21歳のジュウォンが出会った事故の真相が明らかになるのかな?
コメント
今回は「男前」のライムちゃん全開!でしたね。ハ・ジウォンって少女なのに少年っぽい、そんな雰囲気を出せる珍しい女優さん。だから日本でも韓国同様ファンが沢山いるのですね。勿論私も大好きです。
このドラマの魅力のひとつは過剰に甘い雰囲気にならず、適度にさらっと逃げて、さらに逃げてるんだけど次が気になって目が離せなくなる仕掛けが憎い。エンディングのイロケ~と言いながらライムの眼前まで迫るジュウォンは、キスするのか、蹴られるのか、それとも・・・楽しみですよね!
ハ・ジウォンさんの妖艶な演技も好きですがボーイッシュな感じもいいですよね! ハ・ジウォンとヒョンビンだと気障に見えずに自然にドキドキする感じになるのがいいですね。ラストまであきさせないドラマです。