SF

スポンサーリンク
書評

「コスタ・コンコルディア」工作艦明石の孤独・外伝 [感想]

タイトル:コスタ・コンコルディア 工作艦明石の孤独・外伝著者:林 譲治 10巻くらい行くだろうと思っていた「工作艦明石の孤独」シリーズが4巻で終わってしまって、ちょっと寂しいと思っていたら外伝が出ていたので読みました。 「コスタ・コンコルディア」の出だしは「司政官」 地球からの植民ということで開発初期には弁務官が置かれて植民星系の自治政府よりも上位(多分)の権限を持ちサポートするという世界観。 す...
ドラマ

【ドラマ】ファウンデーション感想

APPLE TV+でファウンデーションのシリーズ1を視聴しました。 原作の「銀河帝国の興亡」は三部作は50年以上前に読んでいます。私が中学生の頃です。原作の描いていた壮大な銀河帝国と心理歴史学に当時、中学生だった私は衝撃を受けました。 キラキラした銀河帝国首都星のトランターとローマ帝国を思わせる政治体制のミスマッチが不思議な魅力でした。 2巻目以降はアシモフお得意のミステリ色が強まって、壮大な物語...
書評

マーダーボット・ダイアリー 上・下

SF小説「マーダーボット・ダイアリー」上・下を読了。久々に一気読みさせられた作品だったので感想を書く。 「マーダーボット・ダイアリー」は宇宙に人類が広がり企業体や自治政府が複数存在している世界を背景にしている。どうやら銀河帝国とか銀河連邦といった宇宙をあまねく支配する権力は存在しないようだ。また、異星人の痕跡はあるが異星人そのものは作品には登場しない。作品に登場するのは人間と知性を持ったAIでAI...
書評

谷 甲州「星を創る者たち」レビュー ネタバレあり

谷 甲州氏の「星を創る者たち」は技術者魂と巨大な存在を描いた連作集と言えます。 星を創る者たち (NOVAコレクション) 昔、読んだことがある短編が連作となって帰ってきました。 其々の物語が、明るい終わりの道筋が見えたところで終わってしまうので、もっと、この世界に浸りたいと欲求不満になりながら読んでいたら上手くひとつの壮大なストーリーにしてくれていました。 また、其々の物語で主人公となるのは技術者...
外国映画

オブリビオン(Oblivion)観ました。

oblivion 米 (出典:e-プログレッシブ英和中辞典) (世間などから)忘れられている状態;忘れて[ぼんやりして]いる状態,無意識の状態 ... これはエイリアンの侵略で崩壊してしまった地球のことを忘れて土星のタイタンへ移住しようとしている状態を指しているのか、あるいは監視任務に就いているジャック・ハーパー(トム・クルーズ)とヴィクトリア(アンドレア・ライズボロー)の記憶が消されいることを指...
書評

コロロギ岳から木星トロヤへ

コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA) 橋本晋さんのイラストが可愛かったのでデカイサイズで貼りつけました。傑作「天冥の標」を書いている小川一水さんの時間SF。 時の泉を泳ぐ全長約200年(?!)のカイアクと西暦2231年の木星トロヤ群の小惑星アキレスにいる二人の少年リュセージとワランキ、西暦2014年の北アルプスコオロギ岳の岳樺百葉(だけかんばらももは)と水沢潔のお話。 宇宙戦艦アキレス...
スポンサーリンク