いや~ペ・ドゥナちゃん、スタイルいいわ~、おやぢ視線で見ちゃいました。意外と安産型の体型だったのが印象的。
一緒に観た、うちの奥さんもスタイルいいねーなんて言っていましたよ!すんなり伸びた足がきれいです。
見ごたえのある映画でしたが、R15指定されていますので、お子さんや奥さんと一緒に見るのは15才以下は禁止ですとそれ以上でも空気を読んで観ましょうね。
ペ・ドウナちゃんのメイド姿もいいですし、シーン毎に変わるファッションも目を楽しませてくれます。もちろん、ペ・ドゥナちゃんの素敵なヌードも見所の一つです。
彼女の演技ですごいと思ったのは空気人形と言うタイトルそのものの空気を抜いたり入れたりするシーンを見事に表現しているのはさすがです。
空気人形 第一フェーズ
空気人形(ペ・ドゥナ)が心を持ってしまい、銀町をふらつく。最後に行き着いたのがレンタルビデオ店の「シネマ・サーカス」。アルバイトとして働く空気人形(のぞみ)。ちょっとイケメンの純一と映画の物知り店長の鮫洲。
空気人形(のぞみ)を盗撮する浪人生の透がいたりするけど、牧歌的な空気が流れている。海を見たことない空気人形(のぞみ)に海を見せる純一。純一と空気人形(のぞみ)との間に甘い空気が流れる。
あるとき空気人形(のぞみ)は誤って自分の腕を傷つけてしまい自分の体から空気が抜けてしまうところを純一に目撃される。
走りよった純一は空気の抜けた空気人形(のぞみ)に息を吹いて膨らませる。「見ないで」と懇願する空気人形(のぞみ)と強引に空気人形(のぞみ)の腹にある空気挿入口を探して息を吹き込む純一。上気した顔で復活していく空気人形(のぞみ)—>このシーンはとてもエロいです。
空気人形 第二フェーズ
第一フェーズでは可愛こちゃんメークだったペ・ドゥナだが、純一から息を吹き込まれて復活したペ・ドゥナは普通メークになっている。これは牧歌的なモードから現実的なモードに切り替わるサイン。
順一には付き合っていた女性がいたことを示唆する写真を空気人形(のぞみ)が見つけたり、店長の鮫洲は頼りになる中年おやぢの顔の下に冴えない中年の顔が現れ、空気人形(のぞみ)と関係したりもする。
空気人形(のぞみ)の所有者であった秀雄も要領の悪いファミレスの店員だったりする姿があらわになる。
空気人形 第三フェーズ
空気人形(のぞみ)は純一と関係を持つことになるが、空気人形(のぞみ)は純一も空気人形だと勘違いして、空気を抜くつもりが純一を殺してしまうことになる。
ペ・ドゥナは凄惨なメークとなる。死んでしまった純一を燃えるごみとしてゴミ置き場に出す空気人形(のぞみ)。
そして、自分は燃えないゴミとして死に行くことに。
彼女からはたんぽぽのタネがそれぞれの登場人物のもとへ飛んでいく。それは再生の印であろうか?
万人にお薦めできる映画ではありませんが、ペ・ドゥナのファンは必見。お疲れ気味のオヤヂにもお薦めします。多分、お疲れ気味の女性もきっと心に響く映画だと思う。


コメント
空気人形(99点)評価:◎
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